ドラマ『下町ロケット』第11話(最終話)をご紹介!!
まずは、ドラマ公式HPに掲載されたあらすじをご紹介します!!
佃(阿部寛)と財前(吉川晃司)から、日本の農業の未来を救いたいという熱い想いを聞いた正弘(山本學)は、300年続いた自身の田んぼを、「アルファ1」の実験農場として貸し出すことを決意する。
その甲斐もあって、より精度の高い走行テストができるようになり、佃たちは製品化を急ぐ。
そして時間はあっという間には過ぎ、首相視察のデモンストレーションイベント当日。
佃製作所のメンバーはじめ、前回のリベンジに燃える的場(神田正輝)は首相の到着を待つが、なかなか現れず、到着が大幅に遅れてしまう。
それにより、首相は敵方のダーウィンのデモを見たら帰ると言い、反論する的場や財前だったが・・・。
果たして再対決の勝負の行方は・・・!?
(ドラマ公式HPより引用)
ドラマ『下町ロケット』第11話(最終話) ネタバレ・あらすじ!!
帝国重工会長の沖田は的場に対して、エンジンもトランスミッションも内製化した無人農業用ロボットで、ダーウィンに勝つことが使命であるということを伝えました。
彼には藤間社長の続投を阻止するという目的があります。
首相が視察に来るデモンストレーションのイベントに向けて、佃製作所による無人農業用ロボットの走行テストは、殿村の実家である広大な耕作地で繰り返し行われ、満足のいく仕上がりを見せているように見えました。
しかし天才技術者の島津は、わずかな異変に気が付きます。
一方、ダーウィンプロジェクト側にも、モニターに走行テストの際に突然止まってしまうという情報が入って来ました。
重田はプロジェクトのメンバーに再度確認することを求めます。
伊丹はダーウィンプロジェクがこんなところで躓く分けには行かないんだ、的場俊一を地獄へと追い落とすまでは。と言います。
そして首相を迎えた、農業用ロボットのイベントが行われる時を迎えます。
下町ロボットのダーウィンプロジェクトと、佃製作所がエンジンとトランスミッションを供給した帝国重工側の直接対決になるはずでしたが、首相の到着が大幅に遅れて、首相はダーウィン側のデモンストレーションのみを視察して帰ることになりました。
それには的場が憤慨し首相に直談判します。
しかし首相は、帝国重工に悪い印象を持っているようで、強い口調で中小企業をイジメないようにしてください、と言われてしまいます。
その後重田と伊丹が的場に近付き声をかけます。
最初はシラを切る的場ですが、両人のことを的場が忘れているはずはありませんでした。
重田たちは的場に対して、改めて宣戦布告をし、両者はにらみ合います。
まずダーウィン側の試験走行が行われ、旗から見ると問題のない完璧な走行に見えました。
しかし島津には、ダーウィンの異変がわかっているようです。
ダーウィンの走行が終わると、首相も一般客も帰っていきました。
世間の期待は帝国重工には向いていないようです。
少ない観客の中、アルファ1の試験走行が始まりました。
その小回りの効いた素早い動きは素晴らしいのもので、ダーウィン側を勝る部分もありましたが、世間の注目はダーウィンに傾いており、マスコミを含め注目を受けることはありませんでした。
帝国重工のアルファ1の発売が、来年の7月からということが決定します。
佃製作所にとってギリギリの日程でした。
ダーウィン側はその情報を知った上で、発売を4月に早めます。
佃製作所の対応が間に合わないと知った的場は帝国重工の取締役会で、エンジンとトランスミッションを内製化し、中型ではなく大型の農業用ロボットをまず上市する案を出します。
会長の沖田はそれを支持しますが、藤間は条件を出します。
帝国重工と佃製作所のエンジンとトランスミッションの性能を、第三者機関のモーター技研による評価によって公明正大に優越を付けようというものでした。
かくしてまたも佃製作所と帝国重工の戦いが始まったのです。
そんな中、走行テスト中のアルファ1がエンストを起こします。
その原因を解こうとすると、島津がトランスミッションの部品の一部が耐久性が足りないことに気が付きました。
佃製作所に新たな難問が突き付けられます。
佃製作所がこの戦いに破れた場合、ロケット事業にまでその余波は及ぶことが考えられ、佃製作所にとっては後に引かない戦いとなりました。
しかしここで難局を乗り越えるように佃製作所は全社一丸となります。
一方のダーウィン側にも、同様のトラブルが報告されますが、全て通信系の不具合と報告されています。
島津の後を継いで、ギアゴーストの技術責任者になった氷室は、トランスミッションの問題について、保身からその報告を怠っているようです。
ここで後戻りした場合に、販売戦略にも大きな影を及ぼすようになることも考えられるからかもしれません。
いよいよモーター技研による、佃製作所と帝国重工のエンジンとトランスミッションの性能評価当日を迎えます。
的場は佃たちとすれ違う際に、おたくら諦めが悪いと佃たちに言い放ちます。
佃は、的場に現場を知らない貴方に何が見えているかということ、佃製作所では性能評価だけのためではなく、その先にある日本の農業の未来のために技術者たちが切磋琢磨していることを伝えます。
しかし佃の言葉は的場には伝わらないようです。
そして、いよいよモーター技研による性能評価の結果が出ました。
佃製作所の従業員が見守る中、佃が評価の結果を報告します。
結果は残念ながら・・・佃製作所の圧勝でした!
佃製作所全員、そして殿村ら協力者の力で勝ち取った勝利と佃は言いました。
佃製作所の評価はA評価、帝国重工の評価はC評価で、帝国重工の評価には、設計思想の古さ、とても現在の市場では太刀打ち出来ないこと。
それでも内製化を目指されるのであれば、佃製作所に技術指導を受けられればいいのでは。という内容が記されていました。
佃製作所と帝国重工の性能評価は、佃製作所の勝利となりました。
佃は今回製作に成功した耐性のあるトランスミッションを、特許申請することにしました。
一方のダーウィンプロジェクト側には、既に200台もの予約が入っています。
しかし一方でトラブルが随所に起きているようです。
また帝国重工の農業用ロボットはランドクロウと名を変えて発売されることになりました。
ドラマ『下町ロケット』第11話(最終話)感想!!
やはり最終回で、完結できる物語ではありませんでした。
帝国重工側もダーウィン側も、顧客目線を失っていますね。
帝国重工側は醜い社内の覇権争い、ダーウィン側は、的場への強い怨念があり、顧客が見えていないようです。
商いは会社の都合で行うものではなく、世間の評価が重要であるというのはその通りだと思います。
的場を前にした、重田たちの挑発的な態度は見物でしたね。
的場もそれに応戦してましたが、それぞれの器の小ささが垣間見える場面でもありました。
そして双方とも、自分たちの実力を過信しているところが共通していると思います。
取締役会での藤間社長の一言が、追い込まれつつあった佃製作所に一筋の光を与えてくれました。
藤間は佃製作所の地力を本当に信じているから、性能評価というガチンコ勝負を企てたのでしょう。
性能評価を受けるに当たって、一丸になる佃製作所の姿は感動的でもありました。
それぞれが目標に向けて一体になる姿は、何事につけても忘れてはならないさまのようにように思います。
島津が軽部を軽ちゃんといい全体の輪のなかに、軽部が溶け込んだ様子も素敵でした。
結果として、佃製作所側のものつくりに対する思想が、帝国重工を圧倒していたように思います。
さて佃製作所の戦いの結末は、新春のスペシャル版に持ち越しになりました。
ダーウィンプロジェクト、的場ら帝国重工の反藤間派。
まだまだ色々な点が決着を見ていません。
新春スペシャルは、どのように展開していくのでしょうか。
目が離せないですね。
まとめ
ドラマ『下町ロケット』第11話(最終話)のネタバレ・あらすじ・感想をお届けしました。